空き家バンクで未来を考える

 
『空き家バンク』を知っていますか？
 
『空き家バンク』とは、
空き家の賃貸や売却を考えている持ち主と、
空き家を利用したいと考えている方を繋ぐ制度。
 
増え続ける空き家を有効活用して
「地域内外の住民交流の拡大」や「定住促進による地域の活性化」を
推進することを目的としています。
 
今では全国各地のたくさんの自治体が取り組みを進めています。
 
人が住まなくなると、家はあっという間に老朽化が進みます。
草木の手入れもされず放置状態になると
防犯面から見ても安心できません。
 
空き家の需要と供給がマッチすることで
地域としてもメリットがあるため
自治体としては積極的に進めたい事業なのです。

空き家の需要が増える？

今、日本では
さまざまな年代でライフスタイルが大きく変化しようとしています。
 
もともと都市部での人口集中を緩和させるために
地方への移住を促す取り組みは始まっていましたが
新型コロナウイルスはそれを加速させる影響を与えました。
 
広い職種でリモート業務が推奨されはじめました。
 
必ず会社という場所に出向き
仕事を終えて帰る、という当たり前のことが無くなる人が増えたのです。
 
インターネットツールの整備さえできれば
日本中どこからでも、たとえ日本に居なくとも
仕事ができるような社会に変わりつつあります。
 
都会を避け地方へ移住しようと考える人が増加、
地方での空き家需要が急速に増えることも考えられます。

 
 

空き家バンク　メリット・デメリット

地域活性化のため、自治体としても積極的に推したい空き家バンク、
メリットはたくさんあります。
 
地域により対応は異なりますが
さまざまな補助金制度が利用できることが多いです。
改修費用などを補助してくれる場合もあり、初期費用が抑えられます。
 
購入費自体も仲介業者を挟むより安く抑えられる場合もあるようです。
 
デメリットは、
逆に、仲介に入ってもらえないため
持ち主と直接契約交渉することがあります。
 
条件やコミュニケーションの取り方によっては
思わぬトラブルが起きることもあります。
 
スムーズに契約できるよう
事前に相談や確認をしっかり行うことが必要です。
 
 

地方経済も活性化？

集中していた人口が地方に広がれば
人間だけでなく、いろいろな分野の技術も広がり
さまざまな可能性が広がります。
 
密になることができない今の世の中、
前向きに捉えれば広がって繋がれば良くなりました。
インターネットを通じてできることは
まだまだたくさん可能性を秘めています。
 
空き家バンクもその可能性のひとつです。
 
各自治体での取り組みを
一度調べてみてください。