エンディングノートで始める自分整理

 
自分自身や身の回りのこと、
もしものときに伝えておきたいことなどを
書き留めて、振り返るきっかけにもなる
「エンディングノート」。
 
今では、
書店や100円ショップで並んでいたり、
インターネットなどでも
無料でダウンロードできたり、
気軽に手に入りやすくなりました。
 
法的拘束力を持つ
「遺言書」とは異なり、書式・形式は自由。
思い思いに自分の想いを書き残せるので、
シニア世代が終活で作るだけでなく、
若い世代が万が一のために
備えるという方も増えているようです。
 
 

書き残す項目は？

それでは、エンディングノートに
どのようなことを書くとよいのでしょうか。
 
世代や目的、資産状況などによっても
さまざまですが、
一例としては…

• 自らの人生、思い出などの自分史
• 残りの人生で達成したいこと
• 終末医療に対する考え方
• 友人の氏名や連絡先
• 預貯金・不動産・株式・生命保険
• 大切な人へのメッセージ

などがあります。
 
最近では、「デジタル遺品」と呼ばれる
パソコンやスマホに記録されたデータ、
SNSアカウントや契約している
サービスなどについても
手掛かりになるものを書き残すなど、
対策をしておきましょう。
 

 
 

手始めに無料でダウンロード

上記に、いくつか項目を挙げましたが
いざ白紙のノートを目の前にして
書き出すのは中々難しいもの。
 
そこで役立つのが、
市町村や福祉関係団体などが独自に作成し、
無料で配布しているエンディングノートを活用する方法です。
 
あしがらエリアでは、南足柄市社会福祉協議会で
エンディングノート「わたしのしおり」を作成。
書き方のポイントや相談窓口などが記載され、
初めての人もスムーズに書き込めるようになっています。
 
市内在住者でなくても、
南足柄市社会福祉協議会HPから
簡単なアンケートに答えると
無料でダウンロードができるので
活用してみるのも良いですね。
 
 

住まいのお片付けでスッキリ

エンディングノートに、
一度に全部書く必要はありません。
書き直し、書き足しも自由です。
 
ですが、何から書いていいか迷ったら
家の中の不用品を思い切って処分したり、
貴重品や契約書などを整理したりすると、
大切なことや物が見えてくるかもしれません。